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鉄道車両用監視カメラシステム[BusolaWatch]のご紹介

BusolaWatch

1.背景・目的

鉄道業界において、近年相次いで発生した事件から、乗客の安全を守るための方策の一つとして、監視カメラの設置が運用方法、仕様などの検討時間がないまま、急務となっています。
鉄道車両向け専用に開発された監視カメラシステム[BusolaWatch]は、Cloudを活用することにより、今後新たに要求される機能や運用方法に対して、柔軟に対応可能とするシステムです。
この度、実証試験を計画し、鉄道事業者様から設置方法、カメラ仕様、運用課題等をフィードバックしていただき、実用性の高いカメラシステムの開発を行うことで、乗客の安全、及び鉄道事業に貢献することを目的と致します。

2.BusolaWatchの特徴

(1)監視カメラネットワークの最適化、及び通信費削減のため1車両1LTE回線契約
(2)鉄道規格に準拠したPoEハブ内蔵小型車両サーバで省配線化
(3)Cloudを活用したマルチロケーションでの運用と保守
   ・マルチロケーションへのライブ映像配信と録画
    運転士・車掌はタブレットPCで運行中のライブ映像を確認出来ます。
   ・強固なセキュリティと操作権限管理
   ・Cloudからカメラの死活確認やファームアップデートなどリモートメンテナンス対応
   ・機械学習フレームワークを使用したリアルタイムの動画分析機能と
    統合することで新しいサービスを構築。
    例えば、忘れ物検知や車両の混雑状況などAI画像解析でデータの自動化を実現します。

BusolaWatchの特徴

3.実証試験の概要

(1)受付期間:令和4年4月28日(木)~5月31日(火)
   ※ご賛同頂ける事業者様には必要に応じて説明会を実施させて頂きます。
(2)実証試験 実施期間:令和4年7月1日~9月30日
(3)内容
   BusolaWatchシステム一式(カメラ2台+車両サーバ1台+PoEハブ1台)を
   貸出させて頂きます。
   ※車両への取り付けは、鉄道事業者様のご負担でお願い致します。
   ※実証試験の結果につきましては、事業者様へフィードバックさせて頂きます。
   ※試験終了後は機器のご返却をお願いします。
   ※ご賛同頂ける場合は、文末のお問い合わせ先までご連絡ください。

4.実証試験予定項目

本実証試験により、下記項目のいずれか、もしくは全項目の検証が可能です。
なお、製品開発に必要な結果について、共有をさせていただけると幸いです。

(1)車両への設置
   カメラ取付、画角調整、電源接続方法、設置後の外観(色、形状等)
(2)カメラ映像
   撮影範囲の妥当性、死角確認、映像品質
(3)タブレットPC
   車掌用タブレットPCの操作性、ライブ映像の遅延評価
(4)BusolaWatch
   操作性、U/I、カメラ機器の登録作業
(5)LTE通信
   接続性、使用パケット量
(6)その他
   事業者様の要望等

5.お問い合わせ先

DISIGN株式会社 営業部
〒226-0016 神奈川県横浜市緑区霧が丘6-2-15
TEL:045-620-5001/5002 FAX:045-594-7131
E-mail:sales@disign.org
http://www.disign-store.com/

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